「学校に行きたくない」——朝、子がそう言った時の動揺と不安は、計り知れません。でも、無理に行かせることが正解とは限りません。背景にある気持ちを受け止め、子の安全基地であり続けることが、回復の第一歩です。医師の視点で、見抜き方と対応を整理します。
📝 30秒で結論
- 「行きたくない」の背景は様々(人間関係・不安・体調・発達特性等)。頭ごなしに行かせない。
- まずは気持ちを否定せず聞く。「行きたくないんだね」と受け止める。
- 学校・スクールカウンセラー・専門機関と早めに連携。家庭だけで抱えない。
サインを見抜く
不登校は突然ではなく、前兆があることが多いです。朝になると腹痛・頭痛を訴える/日曜の夜に元気がなくなる/登校を渋る・遅刻が増える/食欲・睡眠の変化/表情が暗い。これらは「怠け」ではなく、心や体のSOSのことがあります。まずはサインに気づき、「どうしたの?」と寄り添うことから。
親がやるべき対応
- ① 気持ちを否定せず聞く:「行きなさい」より「何かあった?」。安心を最優先。
- ② 無理に行かせない:心が消耗している時の登校刺激は逆効果になることも。
- ③ 家庭を安全基地に:家が安心できる場所であることが回復の土台。
- ④ 学校・専門機関と連携:担任・スクールカウンセラー・教育支援センター・小児科へ。
- ⑤ 焦らない:「学校に戻すこと」をゴールにせず、子の回復を見守る。フリースクール等の選択肢も。
相談先
担任・スクールカウンセラー/教育支援センター(適応指導教室)/24時間子供SOSダイヤル:0120-0-78310/小児科・児童精神科。子も親もつらい時は、抱え込まず相談を。
まとめ
「行きたくない」は心のSOSのことも。無理に行かせず、まず気持ちを受け止め、家庭を安全基地に。学校や専門機関と早めに連携し、焦らず回復を見守って。学校に戻すことだけがゴールではありません。
あわせて読みたい:
・子供がいじめに遭ったら…サインの見抜き方と親がやるべき7つ
・子どもの自己肯定感を高める7つの方法
この記事を書いた人
博士パパ|医学博士・医療職・3兄弟(0歳/4歳/7歳)の父。論文と日々の臨床、3児の育児で得た知見を「家庭で実装できる形」に翻訳して発信しています。X(@kosodate_dr)/note(@hakase_papa)。
※本記事は一般的な情報提供です。つらさが続くときは、抱え込まず専門家・相談窓口にご相談ください。

